とびひについて
「とびひ」は、細菌の感染でできる、子供の代表的な皮膚病のひとつです。
夏の前後にできやすく、ある日突然、鼻の穴のまわり、手や足に直径1~2mmくらいの小さな水ほうがいくつもあつまってできます。気づかないでいると、数日のうちに指の頭ほどにも大きくなります。
また、厚いかさぶたができて拡がる非水ほう性のものもあります。
この水ほうは、うすい透明の膜でおおわれていて、やがてやぶれて、水がでてきます。
やぶれたあとには、赤肌があらわれてきますが、間もなく乾いてかさぶたができます。
そして、数日のうちにかさぶたもとれて、治ってしまいます。
その間は、だいたい1週間から10日ほどです。「とびひ」は普通、発熱もなく、全身状態に影響をあたえることはありません。
子どもは注意
幼児や新生児で、からだじゅうに広がったときは、発熱することがあります。
全身に広がった重症性の「とびひ」になると、ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群へと移行することがあります。
症状は、37~38度の発熱と、顔面、頸部、腋か、躯幹と順に下に、一見するとやけどをしたように赤く見えます。
治療方法
- 抗生物質(内服・ぬり薬)